一流が実践している、成功の秘訣

本記事は、岩田松雄氏の著書『ブランド 「自分の価値」を見つける48の心得』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。 (画像=Who is Danny/stock.adobe.com)一流は「基本動作」をさぼらないちょっとしたミスを犯したせいで、それまで築いてきたブランドに対する信頼を失ってしまうこともあります。どんなにサービスがよく、こちらに有利な条件で取引ができたとしても、たとえば契約書に印を押した際に、相手が印鑑の先についた朱肉を拭き取る「基本動作」ができなかった場合、私はすっと熱が冷めます。最近よく起こる残念なことは、メールの宛先の私の名前を「松田様」とか「松尾様」、「岩松様」などと間違えて、平気で送ってくることです。もちろんそういった営業担当は信用がおけないので丁重にお断りします。このような「基本動作」は、決してお客様のためだけではありません。無頓着な営業担当ほど、せっかく買うと決めたお客様から手付金をもらわずに帰って来てしまいます。お金の話は言い出しにくく、つい早く帰りたい気持ちが勝ってしまうのでしょう。営業担当にとって手付金をいただくことは、お客様に買う意思をしっかり固めていただく大切なプロセスです。私は、1万円でもいいから、必ず手付金をいただくようにしていました。私はそうした基本をしっかり守ったおかげで、一度もキャンセルを受けたことはありませんでした。人は迷
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