小規模企業共済とは? 節税効果や加入資格、手続きなどを簡単に解説

事業運営を重視するあまり、自分自身や家族の引退時の退職金や老後資金にまで気が回らない小規模企業の経営者や個人事業主は少なくない。社会は人生100年時代を迎えているとはいえ、事業経営者にもいつかはリタイアする時期がやってくる。その際の退職金は、経営者自身で準備しておく必要があるだろう。そこで本記事では、小規模企業経営者や個人事業主のための退職金制度である小規模企業共済について解説する。目次小規模企業共済とは?どこで入る?小規模企業共済に加入するメリット退職金を準備できる節税に役立つ事業資金の貸付けを受けられる小規模企業共済に加入するデメリット掛け捨て・元本割れリスクがある加入資格がある小規模企業共済は危ないか?小規模企業共済を検討するなら知っておくべき注意点小規模企業共済の節税効果他の制度との組み合わせで節税効果を高める方法も小規模企業共済をうまく活用しよう (画像=color/stock.adobe.com)小規模企業共済とは?小規模企業共済とは、簡単に説明すると小規模企業の経営者および役員、個人事業主などが廃業や退職後の生活資金などのために積み立てる「退職金制度」。小規模企業共済法(昭和40年法律第102号)に基づく共済制度であり、国が全額出資している独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下、中小機構)が運営している。詳しくは後述するが、積み立てる掛金全額が所得控除の対象となった
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