MMTを考える

2017-08-24_00h03_35 マーケティング
はじめに (画像=PIXTA)金融政策による景気刺激策の限界が強く意識されるようになったこともあって、財政政策の活用を主張するMMT(Modern Monetary Theory:現代貨幣論)が注目を集めるようになっている。MMTの主張は、「自国通貨を持つ国は財政破綻しない」と要約されることが多く、財政破綻に関する部分が議論の的となっている。以下では、ミッチェルやレイらの著作(注1~3)を代表的なMMTの考え方ととらえて、MMTの主張と問題点を考察してみたい。財政破綻の意味MMTに関する議論は大幅な財政赤字を続けることで財政が破綻するかどうかという点に集中している。しかし、財政破綻についてのMMTの支持派と批判派の間の議論は、論点がずれているためにかみ合っていない。「自国通貨を持つ国は財政破綻しない」というMMTの主張は、批判する側からすると荒唐無稽に見える。しかし、これは暗黙のうちに現在主要国が採用している制度を前提としているか、破綻を回避しようとすると財政以外で経済的な大問題が発生してしまうと考えているためである。現在の制度に囚われず、物価や外貨の資金繰りといった財政以外の問題を無視して、財政破綻を単に「財政支出をまかなう資金が調達できなくなる」あるいは「政府が債務不履行に陥る」ということだとすると、MTTの主張するように財政破綻を回避することは常に可能で、財政破綻は起きない

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