ランキングと独占禁止法 ―― 「食べログ」に関する東京地裁判決

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この記事は2022年6月23日に「ニッセイ基礎研究所」で公開された「ランキングと独占禁止法-「食べログ」に関する東京地裁判決」を一部編集し、転載したものです。 (画像=MicroOne/stock.adobe.com)2022年6月16日、有名グルメサイトである「食べログ」に、掲載飲食店に対して賠償を行うべきとの判決がでた。報道(*1)によれば、「食べログ」が各店舗に付しているランキング(5点満点中何点か)についてアルゴリズム(計算手法)を変更した結果、原告である飲食チェーンが、チェーン店であることを理由としてランキングが下がったと主張し、損害賠償を求めた。東京地裁は、このような行為は独占禁止法が禁じている優越的地位の濫用に該当するとして、飲食チェーンの損害賠償請求を認めたというものである。筆者は現時点で判決文を入手出来ておらず(さらに判決文は一部不開示の模様)、また第一審判決であることも考慮すると、さしあたり本判決についての筆者の考えるところを述べることにとどめたい。まず、ランキングが独占禁止法との関係で現在どのように位置づけられているかを確認する。一般にランキングとは、広義には店や商品に点数を付与すること、プラットフォーム上のお勧めに表示すること、検索結果で上位に表示することなどが含まれると考えられる(*2)。日本においては、関連があるのは2021年2月施行の「特定デジタルプ

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