(画像=thodonal/stock.adobe.com) (画像=近代セールス)コンプライアンスが徹底されていない究極の形が、不祥事件ではないだろうか――。コンプライアンスの周知・徹底が言われて久しいが、相変わらず金融機関において着服等の不祥事件が数多く発生している。特に、お客様の預金に手をつける着服が最も頻繁に起こり、長期化・複雑化する傾向にある。金融機関の信用・信頼の根源は「自分(顧客)の預けたお金が絶対になくならない」という大前提に立っている。これを根本から覆すのが顧客預金の着服だ。では、行職員による預金着服を発生させないよう未然に防止するには、どのようにすればよいか。不正・不祥事件が発生した場合、研修等でよく取り上げられるのが、D・クレッシーの「不正のトライアングル」である。これは、米国の犯罪学者のD・クレッシーが提唱した仮説で、一般的には「不正(横領)行為は、①動機、②機会、③正当化という3つの要素が、すべてそろったときに発生する」というもの。したがって、これら要素のうちどれかを排除できれば、未然に防ぐこともできる。以下、この仮説の3要素に基づき不正・不祥事件の未然防止のポイントを述べてみたい。上司・先輩は職業倫理に基づく適切な行動を
Source: ずーおんらいん
マンガで理解!営業店行職員のためのコンプライアンス養成講座【第3回】顧客預金の着服等を未然に防ぐ方法(個人顧客編)

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