【安田倉庫】輸配送ネットワークの拡充へ、M&Aのアクセル踏み込む

2017-08-24_00h03_35 マーケティング
安田倉庫が輸配送ネットワークの拡充に向けてM&Aにアクセルを踏み込んでいる。2019年以降、傘下に収めた陸運会社は6社(予定分の2社を含む)。これにより、グループの車両保有台数は700台を突破し、従来の6倍以上となる。総合物流サービス企業として陣容整備は着々進行中のようだ。M&A、100年を機に本格始動安田倉庫はその名前の通り、旧安田財閥の流れを組む名門。1919(大正8)年に興亜起業として発足したことに始まる。保管、流通加工、輸配送などの物流サービスを総合的に展開する。倉庫業界では三井倉庫ホールディングス、三菱倉庫、住友倉庫がビッグスリーを形成。安田倉庫は渋沢倉庫などと並んで準大手グループに位置する。その同社がM&Aを本格的に始動させたのは2019年。折しも創業100年に当たるこの年、北陸3県を地盤とする大西運輸(金沢市)を買収した。大西運輸は1982年設立で、北陸を基盤として関東、関西、中京地区に広がるネットワークを持つ。車両台数は270台以上で、小型車両から大型車両まで取りそろえる。併せて、大西運輸の兄弟会社であるオオニシ機工(同)を子会社化した。同社はクレーン作業や建設資材・鋼材輸配送を主力とする。コロナ禍が2年目を迎えた2021年には南信貨物自動車(長野県松本市)を買収した。こちらも大西運輸と同じく、地場大手のトラック運送会社。南信貨物は1943年に設立し、甲信地区から関

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